ひつじの毛でフエルト作り

年少クラスのお友だちが羊さんの毛を使って動物の形のフエルト作りをしました。

ふわふわの羊の毛を動物の形にします。10月に動物園に行ったので、色々な動物が出来ました。年少児さんは好きな色の羊毛を選ぶのが楽しかったようで、色の名前を沢山言っていました。

先ずはふわふわの動物さんに石鹸水をかけて、棒に巻きつけて転がします。

子どもたちは「ころころ~」と言いながら一生懸命転がします。そのうちに「どんぐりころころ~♪」と歌いだしました。

次は動物さんをゴシゴシと擦ります。すると、だんだんと羊毛が縮んで、固まって来ます。

手で握って、モミモミするうちに、丈夫なフエルトが出来上がって来ます。

とっても素敵な動物たちが出来ました。

フエルト作りを通して、擦ったり、転がしたりする中で触覚体験を沢山しました。幼児期は触覚が大変発達する時期です。色々な物に触れて、物の質を感じることや、手のひらなどの体の表面で物に触る体験がとても大切です。触覚体験を通して子どもたちは自分の身体と外界の境界を感じます。そして、境界をしっかり感じることで安心感や落ちつきや距離感などを獲得します。大きくなってからは他者を感じる力にもなります。

日々の保育の中でも、触覚体験を沢山したいと思っています。寒くなるこれからの季節は、身体を沢山触る手遊びなどを楽しみたいと思います。

お家では温かいスキンシップや身体全体の触覚体験になるように、布団やカーペットの上でお子様の身体を横向きにコロコロと転がしてあげたり、お子様の身体を巻きずしの具にして、布団などで包んであげるなどの遊びも楽しいと思います。

触覚体験は楽しいのが基本です。繊細な方もいますので、お子様に合わせましょう。