幼稚園では色々な祝祭日や節句にお話会をしています。先日は勤労感謝の日のお話会をして、こびとのくつやの人形劇をしました。
~あらすじ~
貧しいけれど素直で敬虔な靴屋さんは、毎晩靴の皮を裁っておいて眠ります。すると不思議な事に、翌朝起きると素敵な靴が出来上がっています。クリスマスが近づいたある晩、おかみさんと靴屋さんは誰が作っているのか見てみることにしました。すると、真夜中にはだかの小人さんが靴を作っていました。そこで、お礼に2人は小人さんに服や靴を作って贈りました。靴屋さんはそれからずっと、豊かであったそうです。
『こびとのくつや』はこびとさんが知らないうちに力を貸してくれる子どもたちが大好きなお話です。
この世の中は沢山の方々の働きで成り立っています。子どもたちと色々な職業をあげて見ました。大工さん、漁師さん、お百姓さん、服屋さん、・・・数えきれないお仕事があります。それから太陽や雨、ありさんも働いているね。お花や植物はどうかな?お星さまはどうかな?子どもたちのファンタジーは広がります。様々な働きに靴屋さんのように感謝をしたいものです。
そんな子どもたちのファンタジーにぴったりの詩がありました。
星とたんぽぽ
金子みすず
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。