黄金色の稲穂やススキが風に揺れて、秋の深まりを感じるこの頃です。
幼稚園で子どもたちは一年を通して、赤、青、黄色の3つの色を使って、ぬらし絵を楽しんでいます。水を含ませた画用紙に色を置くと、色が輝き、広がって行きます。そして、重ねた色が響き合い、思いがけない色彩体験が出来ます。
子どもたちのぬらし絵も素敵な秋の色をしていました。
まるで色づき出した周りの世界を映しているようで驚きました♡
春や夏に描いたものと全く違って、木の葉が舞い散ったり、子ぎつねが穴の中に居るような自然な情景が浮かんで来ます。
もう秋だね、そしてもうすぐ冬が来るよ。
年長児さんになると、まるで色とお話をするように、一筆一筆、色を重ねて行きます。集中して色と対話を重ね、バランスを取って行きます。
画用紙が濡れている時の色はお空の青のように透明な輝きに満ちています。
ある時は海のように、ある時は夕焼けのように・・・
ぬらし絵をした日は不思議なことに夕焼けが見えたり、お月さまがいつもよりも輝いて見えたりします。周りの世界がいろどり豊かに見えるのです。
お絵かきをすると、色と仲良しになるのですね♡