たいへいじの保育


こころとからだのそだち

教育方針イメージ

小さい子どもは自分の体を自分で動かせるようにとても一生懸命に働いています。できないことに繰り返し、繰り返しチャレンジしていき、少しずつ自分の体を自分のものにしていきます。
大人は子どもの成長が楽しみで、少し早く歩くことができるようになると喜んだり、できないと心配になったりします。しかし、無理やり立たせて歩かせることはしないはずです
私たちはその時々の子どもたちに最もふさわしいものを子どもたちに体験して欲しいと思っています。

幼児期にまず必要なことは“からだそだて”です。
子どもは、身体を成長させていくと同時に、まわりのものを全身を使って触ったり、手に取ったりして体全体で世界を知ろうをします。
たとえば、子どもたちが木や貝殻など色々な初めて出会った物にほお擦りをする姿をよく見かけます。そして、子どもたちは繊細な感覚も自分のものにしていきます。泥ダンゴ作りひとつをとってもどのような触感の土や砂をどのような手順で使っていくかと様々な感覚と思考と意志の力を使います。木切れをまな板にしたり、机に見立てて遊ぶことによって、子どもたちの創造力は豊かになっていきます。
将来、自分で感じて、自分で考えて、自分で行動出来る人間になるために、最も必要な環境はなにかということを私たちは常に考えていきたいと思っています。


自然から学ぶ

目標イメージ

土を掘って種から植物を育てたり、また、種まきをする為に種集めをしたり、羊の毛を刈って、洗って、梳いて染めて糸にして織物にしてものをつくったり…このような活動では頭ではなく体で自然や人間の営みの根源的なことを体験することが出来ます。このことから子どもたちは見とおしをたてて考えるという事の種を頂くことが出来ます。

太平寺幼稚園ではヒツジやニワトリ、カルガモなどたくさんの動物が飼育され、子どもたちは身近に触れ合うことが出来ます。
ヒツジから採れた羊毛を使って色々なフエルト工作をしたり、逆にお世話をしたりと、いろいろな形で動物との距離を縮めていきます。
動物は命があるからこそ、こころを震わせる体験を与えてくれます。子どもたちにはいのちの不思議さ、もろさ、強さ、尊さを知って欲しいと願っています。


伝承から学ぶ

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昔話は、人から人へと伝わってきた伝承であり、その中には生きていくための知恵や道徳、宇宙観が含まれています。幼児期に昔話を繰り返して聞くことにより、子どもたちは人生の色々な場面を乗り越えていく力を得ることが出来ます。また、お話を聞いたり人形劇を見ることを通して『聞く力』を育んでいます。

わらべ歌遊びではみんなで輪になったり、うずまきになりながら、動きの中で音楽を感じます。幼児期には緩やかな動きのなかでメロディーを感じるのが健康的です。そして繰り返しのリズムの中で子どもたちは生命力を高めていきます。


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